きのう山形県遊佐町で、危険物安全週間に合わせ、油が漏れたことを想定した対応訓練が行われました。

今月8日までの1週間は消防庁が定める危険物安全週間です。

事業所での保安体制の確立や、石油などの危険物に対する意識を高めてもらうため、各地で訓練や啓発活動が行われています。

このうち遊佐町では、危険物を扱う事業者が集まり、停車中の車両が追突され、
運んでいた原油が道路に流れたことを想定して訓練を行いました。

事業者は、車両に積んである油の流出を防ぐマットなどを敷いて初期対応を行ったあと、消防などに通報。

その後、故障した車両のタンクから、別の車両へポンプを使って原油を移すまでの動きを確認していました。

輸送事業者 北日本オイル 髙橋修一 部長「輸送に関して事故を起こさないだったり日ごろより訓練を通して安全を目指している」

突如として起きる事故や災害。

わたしたちが道路内で遭遇した際、どのようなことに気をつければよいのでしょうか。

酒田地区広域行政組合消防本部 佐藤良也 予防課長「(危険物関連の災害は)特殊な状況下ですので、容易に近づかない。どんな危険物が積載されているか分からないので、揮発性の高いものがあれば、ちょっとした火源で火災になることも考えられる。火源を近づけないことが大事」