環境省は4日、佐渡市北部の小野見で17羽のトキを放鳥しました。

30回目の放鳥で、これまでは島の中央や南側で行ってきましたが今回初めて島の北側でトキを放ちました。

佐渡自然保護官事務所によりますと島の中央の平野部でトキの数が増え、繁殖への影響が懸念されているため、それを解消するのが狙いだということです。

地元の同意が得られれば今後も北側での放鳥を続けたいとしています。
佐渡の野生下で生息するトキは去年12月現在、推定で532羽。そのうち152羽が放鳥したトキで380羽が野生下で生まれたということです。