■お弁当 作り置きのおかずは必ず再加熱!冷ましてから詰める


上村キャスター:
続いて、お弁当はどんなことに注意が必要なのかを見てみましょう。

【冷蔵庫・冷凍庫で保存しておいた作り置きのおかず】
冷たいままそのままお弁当箱に入れるという方も多いかもしれません。しかしそのままお弁当に入れてしまうと、持ち運びをしている最中にこの時期だと細菌が増える可能性があるということなんです。ではどうしたらいいのか。
必ず再加熱をして菌の増殖を一度止めるようにしてください。その後しっかり冷ましてからお弁当に詰めるという工程が必要になってきます。

【ケチャップ、ソース、マヨネーズ、醤油など】
これらの調味料は水分が多いので、細菌が増えやすくなっています。別の容器に調味料を入れて食べる直前にかける、または個包装のものを使うなどしてください。


【弁当が完成してもフタをすぐに閉めない
中身が温かいまま蓋を閉めてしまうと、湯気の水分が弁当箱の中に溜まって細菌が繁殖しやすい環境になります。完全に冷ましてからフタを閉めるということが大切になります。
十分に冷ますことができない・暑い時期などは、保冷剤を活用してほしいんですが、出かける直前にお弁当が完成するとなかなか冷ます時間もなかったりしますよね。そこでこんな便利グッズをご紹介したいと思います。

■フタ自体が保冷剤の弁当箱、“あら熱冷却ドーム”も

“保冷剤一体型”弁当箱「ジェルクールドームM」(三好製作所 2530円)

上村キャスター:
フタの中にジェルが入っており、フタ自体が保冷剤の役割を果たしてくれます。冷凍庫で一晩凍らせれば大丈夫です。4時間後でも15℃をキープ(室温25℃の部屋に放置した場合)するということで、保冷剤入れ忘れなどがこれだと防止できそうです。

ホラン千秋キャスター:
細菌が増えるのが30~40℃だったと思うので、冷ましてるうちにも細菌って増えていくんですよ。なので冷ましている時に、ただフタを開けて冷ますだけでなく弁当箱の下に保冷剤を敷いておいて冷ますと、急速に冷ませますもんね。

上村キャスター:
ひと手間を加えることがこの夏場は大切になってきます。そしてもう一つ、便利グッズご紹介です。


お弁当あら熱冷却ドーム「すぐサマシーン」(サンコー 5680円)

こちらはスイッチをオンにすると、上についているファンに加えてミストが出ます。下のアルミプレートも熱を吸収するので、素早く粗熱を取ることができます。お弁当だと大体10分程で粗熱がとれるということなんですが、ミストが出るのでしっかりとラップをかけて、濡らさないようにするということは大切に。
保冷剤よりも早く、10分ほどで粗熱が取れるということなので忙しい朝はいいですよね。