東北電力は安全対策工事が完了した女川原発2号機について、7月頃には原子炉に燃料を挿入するなど再稼働に向けた準備を進めています。一方、市民団体は3日、安全対策には不備があるとして再稼働をやめるよう申し入れました。
女川原子力発電所2号機は5月27日に再稼働に向けた安全対策工事が完了しました。東北電力によりますと、6月中に重大事故や大規模災害を想定した訓練を行うほか、7月頃に原子炉に燃料を挿入、9月頃には原子炉を起動して実際に発電を再開し10月頃の営業運転開始を目指します。

一方、市民団体の「みやぎ脱原発・風の会」は3日、2号機の再稼働をやめるよう東北電力に申し入れました。申入書では、2021年7月、2号機の建屋内に硫化水素が漏れ出し、作業員7人が体調不良を訴えた事故があったにもかかわらず、2号機には「硫化水素の検出・警報装置」が設置されておらず、法律に定められた基準を満たしていないなどとして、安全対策が徹底されるまで再稼働をやめるよう求めています。

みやぎ脱原発・風の会 須田剛さん:
「東北電力は毒ガス防護をしないまま、再稼働を進めようとしている。本当にこのまま女川原発を再稼働していいのか問い続けたい」
東北電力の担当者は、「申し入れ書の詳細を確認して対応する」などと応じました。














