高速道路のトンネルを走行していると目にするのが、緑色の「非常口マーク」。事故や火災、災害が発生した時に誰でも利用できます。
しかし、教習所で使い方を習ったわけでもなく、いざ使うまでは未知の場所。そんなトンネルの「非常口」。その先はどこにつながっていて、どのようになっているのでしょうか。
トンネル非常口の整備に密着!

記者「阿蘇市の滝室坂(たきむろざか)トンネルにやってきました。ここは今まさに、非常口を整備しているところなんです。それでは、中に行ってみます!」

熊本市と大分市を結ぶ中九州横断道路の一部が国道57号「滝室坂道路」です。そのうち阿蘇の外輪山を貫く、全長約4.8キロが「滝室坂トンネル」の区間です。
「滝室坂道路」は、2012年の九州北部豪雨で、斜面が崩落し通行止めに。また、元々、急勾配でカーブが連続していて、冬場の事故が多かったことから、再来年度の開通に向けて新たなトンネルや道路の整備が急ピッチで進んでいます。
本坑とよばれる車が走るトンネルの全長は4.8キロ。その入り口から200メートルほど歩いた所に、一つ目の非常口がありました。
トンネルの周りは、山。非常口の出口は一体どこに繋がっているのでしょうか。
