パレスチナ自治区ガザで、イスラム組織ハマスとの戦闘を続けるイスラエルが新たな提案をまとめたことについて、ネタニヤフ政権の一部の右派閣僚は、離脱を示唆するなど反発しています。
イスラエルとハマスの戦闘をめぐっては先月31日、アメリカのバイデン大統領がイスラエルが新たにまとめたとする戦闘停止や人質解放などに向けた提案を発表しました。
提案は“イスラエル軍のガザ撤退や恒久的な停戦につながるもの”としていますが、これについてイスラエルの極右政党の党首であるスモトリッチ財務相は1日、「ハマスの壊滅前に戦闘を終わらせることには合意できない」などと自身のSNSに投稿しました。
そのうえでネタニヤフ氏に対し、「これに合意するような政権の一員ではいられない」と告げたとし、提案に合意した場合政権を離脱する考えを示唆しました。
また、同じく極右政党のベングビール国家治安相も提案に反発。「合意はイスラエルの完全敗北になる」などとして、あくまでハマス壊滅を求める姿勢を示しました。
こうした極右政党との連立で政権を運営するネタニヤフ氏が、今後、提案をめぐってどのようなかじ取りをするか、注目されます。
注目の記事
強度行動障害のある28歳息子と初めて離れて暮らす決断 「自分たちが世話が出来なくなる前に」両親はパニックに対応できる施設を6年間探す...届いた「受け入れ可能」のメール

「保険が不正使用されている」記者に詐欺電話 “だまされたふり”続けるとオンラインで事情聴取 警察官姿の犯人が… 詐欺手口の全貌は

爆買いした戦闘機、その後どうなった? 膨張する“防衛費”国民生活への影響は【報道特集】

思春期中学生の10人に1人 朝起きられないのは「怠け」ではない~中高生に増える起立性調節障害~「当事者親子の声」

「骨が折れやすい難病」9歳の少年 YouTubeで出会った“憧れの先輩” 骨が折れても――始まった挑戦と、亡き母の思い

生徒4人に1人がサッカー部 全国大会常連校で起きた〝裸で土下座〟 『いじり』が遠因ないし原因 発生リスクの高い集団とは 調査報告書がまとまる 熊本









