23日、イベント業界などが主催して新アリーナについて考えるシンポジウムが開かれました。スポーツだけでなく、コンサートにも使えるアリーナができれば、広島の活性化につながるという意見があがりました。

ドラゴンフライズとしても、バスケットボール専用ではなく、1万人規模のコンサートも開ける多目的施設を目指しています。
浦伸嘉 社長
「新Bリーグは年間30試合、多くて40試合。残りの300日はわれわれのバスケットボール以外で埋めていかないといけないが、埋められる可能がある。若い人は『転出超過』といわれていますが、アリーナでイベントができれば、若い人たちも広島にとどまってくれるのではないかと思う」

県民は…
― 新アリーナは必要?
「あったらいいと思います。サッカーも新しい球場ができて、すごくみんな喜んでいるので」
「やっぱり広いところでやらないと。集客の問題もあるんだろうし。優勝したから観客も増えると思いますので」
「日本一にもなっているし」

浦社長は、新アリーナを早く実現するため、マツダスタジアムやピースウイング広島のような「公設」ではなく、「民設民営」で整備を進める考えです。
浦伸嘉 社長
― 浦社長は以前から「民設民営」でつくりたいと言われていますが?
「いや、民設民営でなければならないとは思ってはいません。しかし、自治体を巻き込んでの(公設)計画はなかなか難しい。民設民営でないと、なかなか間に合わないと思う」

浦社長は、ことしか来年中には新アリーナの方向性を示したいと話しました。場所の選定については「単純な話ではないが、市内中心部が望ましい」としています。
採算性や賛同する企業の獲得など、民設民営での実現に向けて模索が続いています。
広島ドラゴンフライズ 浦伸嘉 社長
「やはりマツダスタジアムさん、ピースウイングさんが都心部に来たことによる経済波及効果は大きいと思う。チームががんばってくれることで、県民の方々が『優勝した。では、次はアリーナだろう』と言ってくれると、非常に話が進みやすくなるのではないかと個人的には思っています」
