大手電力8社で過去最高を更新
これから夏本番というところでの電気料金の値上げ。今回の値上げは、大手電力10社すべてで行われます。最も大きいのは、沖縄電力で616円、東北電力が419円、東京電力は392円などとなっていて、10社のうち8社で過去最高を更新しました。

値上げの原因は、価格に反映される燃料価格は下がっている一方で、政府が物価高騰対策で行っていた補助金が打ち切られることから、東北電力では過去最高の料金となりました。

補助金を打ち切る理由について、林官房長官は「LNGや石炭の輸入価格が、ロシアのウクライナ侵略前と同程度に低下」したためと説明しています。

ただ、実質賃金が下がり続けている中での値上げとなる上に、この夏も猛暑が予想されていて「厳しい夏」となりそうです。