家計にとっても、厳しい夏となりそうです。7月請求分の電気料金について、東北電力は、政府の補助金が終了することから、これまでで最も高くなることを明らかにしました。

東北電力は30日、7月に請求する電気料金について、標準的な家庭で、前の月から419円上昇し、8855円になると発表しました。政府が続けてきた補助金が31日で打ち切られることが値上げの主な要因で、いまの制度が始まった1996年以降で、最も高い水準となりました。

一方で、燃料価格は、前の月から1000円下がっているということです。物価高が続く中での今回の値上げに、街の人は…。

街の人「ちょっと恐ろしい。(家計への負担は)かなり重くなると思う」
街の人「一人暮らしだけどオール電化だから困る。節約するしかない」

東北電力は、今年3月期の決算で、過去最高益を更新しています。ただ、財務状況が回復していないことなどから、値下げについては「経営や財務状況を総合的に勘案して検討していく」としています。