県内の有効求人倍率は2か月ぶりに増加しましたが、全国では30番目と依然、低い水準であることがわかりました。

鹿児島労働局は31日、先月時点での有効求人倍率を発表しました。鹿児島は1.21倍で前の月より0.01ポイント増えましたが、全国で30番目の低さでした。

去年4月は全国34番目で引き続き低い水準で推移しているということです。背景について鹿児島労働局は「資材高騰などが経営を圧迫し、求人を出しづらい声が企業からあがっている」としています。

(鹿児島労働局 永野和則局長)
「求人が求職を上回っているものの改善の動きにやや弱さがみられる。物価上昇などが雇用に与える影響。引き続き注視が必要」

また、高校生の求人受付があす1日から、採用選考は9月16日から始まります。鹿児島労働局は「高校生の選択肢を広げ若手人材を確保する上で企業は早めに求人を出してほしい」と呼びかけています。