8月か9月ごろに補助金を再開か
ホラン千秋キャスター:
物価高は依然として続いています。賃金が上がってきているとはいえ、物価高に追いついていない現状の中、「補助金を続けましょうよ」という動きにはならなかったんですね。

TBSスペシャルコメンテーター星浩さん:
おそらく誤算は2つあると思います。1つは、こんなに円安になるとは思っていなかったこと。輸入費が高くなっていて、円安による物価高が続いてる状況だということです。
もう1つは、「物価高を上回る賃上げを」と、経済の好循環になるはずだったのですが、それなりに賃上げされていても、中小企業を中心に十分ではありません。実質賃金は上がってないんです。
そうした中での電気・ガス料金の値上げなので、想定外の展開だと思います。

井上貴博キャスター:
「補助金」だと考えると財源が必要なので、ずっと続けるわけにはいかないと思います。
ただ、負担軽減策として「消費税を一時的に下げればいいじゃないか」とよく言われます。「光熱費は生活する上で必要不可欠」と考えれば、電気・ガス・水道代は軽減税率に入れられないのかな、とも感じます。

TBSスペシャルコメンテーター星浩さん:
消費税を下げるのは、なかなか難しいと思います。食料と同じような形で、軽減税率の対象にしようと思えばできると思いますが、財政面でなかなか難しいかと。そもそも消費税は、社会保障に充てられています。
おそらく、8月か9月ごろから補助金を再開する動きになるのでは、というのが岸田総理周辺の本音です。
井上キャスター:
その財源はどこから持ってくるんですか?
TBSスペシャルコメンテーター星浩さん:
当面は借金です。本当は借金に頼らないで、値上げを上回る賃上げ、さらには好循環に持っていかなくてはいけないんですが、今はまだその段階ではない、ということのようです。














