おととしの大雨で被災し、一部区間で運休が続くJR米坂線。

きのう開かれた復旧検討会議で、JR側が示したのは、廃線を含めた4つの運営パターンでした。

これから米坂線はどんな道をたどるのでしょうか。

JR東日本新潟支社企画総務部 三島大輔 部長「バス転換という選択肢を取った場合には、鉄道を存続させることはない」Q廃線の選択肢も?「一つの事例の中に選択肢を加えて今後の検討項目の中に選択肢を加えた」

きのう、JRや山形、新潟の2つの県、沿線の7つの自治体の担当者が集まって開いた「復旧検討会議」。


おととしの大雨で被災し、長井市の今泉から新潟県の坂町までの区間で運休しているJR米坂線の復旧について話し合われました。


会議でJRは、米坂線の2040年時点の利用状況の試算を示しました。


それによると、一日の利用客は、新潟県の坂町から小国までの区間が109人~219人、小国から長井市の今泉までの区間が167人~262人だとし、鉄道の特性のひとつ、大量輸送性が発揮できる状況ではないとしました。

JR東日本新潟支社企画総務部 三島大輔 部長「今回の試算結果を踏まえますと、被災前と同じように、当社が運営することを前提とした復旧は、民間企業としては持続可能性の観点から難しいと考えている」