老朽化で建物の崩壊が進んでいる宮崎市中心部の「青空ショッピングセンター」について、29日から所有者たちによる一部の建物の解体工事が始まっています。
(長友幸生記者)
「去年、建物の一部が崩壊していた青空ショッピングセンターですが、きのうから一部の解体工事が始まっています」
老朽化で建物の崩壊が問題となっている宮崎市の中心部にある「青空ショッピングセンター」。
崩壊して市道にはみ出していた部分については、宮崎市が去年8月に建物の所有者が特定できない場合に、行政が代わりに解体を行う措置、略式代執行で、撤去作業を実施。
これまで、人が近づかないよう、コーンを設置して注意を呼びかけていました。
そして、30日、現地には一部の建物を解体する建設業者の重機が。
宮崎市によりますと、市道に面している南側の所有者が解体を決め、29日から長屋の一部で、所有者らが発注した解体工事が行われているということです。
今回、解体されるのは長屋の一部のみですが、青空ショッピングセンターの解体工事が行われるのは初めてです。
(近くの青果店従業員)
「大きい台風が来て、大きな被害を生むよりも、少しずつ、こういうふうに片付くじゃないですけどね、なっていけたらいいかなと思いますね。」
(青空ショッピングセンターの店の従業員)
「早くしてほしかった、(コーンで)狭いしね道は。(Q.ちょっと安心?)そうね、手前だけでもね。ここがなくなれば(通行が)楽だから」
宮崎市によりますと、現在、青空ショッピングセンター内の建物の所有者、およそ80人のうち、およそ20人が、所在不明となっています。
宮崎市は、「老朽化した建物の対応を最優先に考え、所有者の調査を続けながら、法的にどこまで対応できるか協議を進めている」としています。
【参考】
きのうから解体されている建物のひとつには、今年4月ごろまで、長年営業を続けていた、食料などを扱う店もあった。
30日の取材時にも、そのお店の食料を求めるお客さんが来ていて、「さみしい。残念です」という声も聞かれた。
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