子宮内膜が別の場所にできてしまう…
女性クリニックWe!TOYAMA 鮫島梓医師:「子宮の内側のところの膜ですね。厚くなったり薄くなったり、厚くなってはがれて生理として出てくる」

子宮内膜とは子宮の内側にある膜のことで、妊娠した場合に赤ちゃんが育つ場所です。

妊娠が成立しなかった場合、受精卵受け入れのために厚くなった子宮内膜は、子宮からはがれて血液と共に排出されます。それが毎月訪れる生理です。

しかし、この子宮内膜が何らかの理由で別の場所にできてしまう病気が「子宮内膜症」です。子宮の表面や卵巣、他の臓器に流れ出血を起こす場合があります。

子宮以外の臓器には出口がないので、経血がどんどん溜まってのう胞ができ、臓器の炎症や肥大、痛みなどを引き起こすのです。

女性クリニックWe!TOYAMA 鮫島梓医師:「内膜症があるとやっぱかなり痛みが出やすいですよね。お腹の中の環境がやっぱり炎症の高い状態になることが影響して、不妊の原因にもなってきてしまう。ひどいと卵管が塞がってしまうので、そうすると自然妊娠がもう完全に無理」
40代女性は子宮内膜が右の卵巣にできたため、肥大した卵巣内の「のう胞」を取り除く腹腔鏡手術をしました。
