父の背中を追いかけて
青柳さんが消防士になったのは、同じく消防士として活躍している父・雄二(ゆうじ)さんの影響です。

青柳さん「お父さんへの憧れが一番強くて、消防官をめざしました」
父への憧れを胸に、厳しい訓練にも耐え忍びます。
青柳さん「『消防士になれたよ』と報告したときに家族や周りの人たちがすごく喜んでくれて。その人たちが困っているときに一番最初に駆け付けて、安心させてあげられるような消防官になりたい」
登山開始から約3時間後。青柳さんは、なんとか頂上まで登り切りました。
つかの間の休息を経て…午後からは、下山しながらの【要救助者搬送訓練】です。
辛くても顔には出さない!
この訓練では、要救助者に見立てた人形を担架で運びます。
青柳さんたち
「誰かいませんか」
「もう大丈夫ですよ。 降ろします、1・2・3!」

自らが苦しい状況でも要救助者が不安を感じないよう、表情に出す訳にはいきません。
やがて救助訓練も終了しましたが…訓練はこれで終わりではありませんでした。