霧島連山の硫黄山の火山活動により、宮崎県えびの市の長江川上流の水質が悪化し、一部の地域で今シーズンの稲作ができなくなっている問題で、市は、稲作を断念する農家に独自の補助金を支給する方針を示しました。

えびの市を流れる長江川上流の赤子川では、今年2月ごろから硫黄山の噴出物の影響で、農業用水を取水する際の基準に満たない状況が続き、市内の一部地域では、今シーズンの稲作を断念する農家が出ています。

こうした中、えびの市の村岡隆明市長は、28日の定例会見で、稲作を断念した農家の支援策として、農地の維持や管理を行う場合や飼料作物の栽培などに取り組んだ場合に市独自の補助金を支給すると発表しました。

支給されるのは、国などの交付金と市の補助金、合わせて10アールあたり1万5千円から最大6万円となっていて、これに加え、市は県に対して、同様の支援策を要望しています。

(えびの市 村岡隆明市長)
「短期間で(支援)をやって、農家をしっかり支える部分と将来的な恒久的な課題解決を農家のみなさん方と一緒に考えいかなければいけないと思いますが、それもやっていきたい」

今回の事業費およそ1100万円を盛り込んだ一般会計補正予算案は、5月31日に開会する6月定例議会に提出されます。