(桜沢信司 気象予報士)
28日午後4時現在で、線状降水帯が発生している都道府県はありません。

ただ、発生していなくても各地で大雨になっていて、東海3県で、これまでに降った雨の量を見てみると、名古屋は53.5ミリ。

岐阜県下呂市萩原が178.5ミリ、高山市船山は180.5ミリと5月の1か月間に降る雨の量に匹敵する大雨になっているんです。

この雨で、岐阜県内で警報が出ています。

大雨警報が飛騨市、高山市、下呂市、郡上市、美濃市、関市、山県市、本巣市、大野町、揖斐川町。

そして、洪水警報が高山市に発表されている状況です。

6時間ほど前からの雨雲の様子をレーダーで見てみると、午前中から活発な雨雲が所々かかっていましたが、まとまった活発な雨雲が、東海3県にかかり始めています。

岐阜県、三重県、愛知県の各地に雨雲がかかっていて、東海3県の雨のピークとみられます。(28日午後4時現在)