SNSを使った投資詐欺やロマンス詐欺が相次ぐ中、愛媛県松山市内の商業施設に27日、相談コーナーが設けられました。その名も「だまされん診療所」、いったいどんな診療が行われたのでしょうか。
27日午前、イオンスタイル松山に設けられた「だまされん診療所」。
足をとめた買い物客が、固定電話に相手の番号が表示されるかどうかやSNSの利用状況について「問診票」に記入し、警察官の「診療」を受けます。
「『有名人なんですけど、投資しませんか?』とかそんな連絡が来ても詐欺を疑ってもらって、絶対連絡を取らないようにしてください」
警察は「問診票」に応じて著名人を名乗る投資詐欺や恋愛感情を抱かせて金をだまし取るロマンス詐欺などへの注意を呼び掛けました。
そして、「処方箋」としてそれぞれの状況に合わせ注意を呼び掛けるビラを渡しました。
(愛媛県警本部生活安全企画課犯罪抑止対策酒井真由美課長補佐)
「SNSで投資やお金の話が出た時には、まず詐欺を疑っていただいて、近くの知人や警察に相談していただけたらと思う」
県警によりますと、県内では、今年に入ってから先月末までにSNS型投資詐欺が38件、ロマンス詐欺が21件、報告され、被害の総額はそれぞれおよそ3億2500万円とおよそ1億円に上っています。
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