中越地震の発生から今年で20年です。全国9つの自治体から闘牛の関係者が26日、新潟県長岡市に集まり、震災復興のシンボル・『牛の角突き』の記念大会が開かれました。

長岡市の山古志闘牛場。激しくぶつかり合う牛たちの姿に熱い視線が向けられました。これは26日に長岡市で開かれた『全国闘牛サミット』に合わせて行われたものです。

【来場者は】「すごかった、ガツーンとぶつかって」

2004年の中越地震では、牛舎の下敷きになるなどして山古志地域で飼われていた牛の半数が犠牲になり、1000年の歴史があると言われる角突き文化も一時は存続が危ぶまれました。

【山古志闘牛会 松井富栄会長】
「牛もそのときなくした分、(全国の闘牛会が)贈ってくれたりして、この20年を皆さんのおかげでやってこられて嬉しい気持ちでいっぱい」

各地の闘牛会で後継者不足などが課題となる中、貴重な伝統を未来に繋げようと関係者は思いを一つにしていました。