中野市で女性2人と、警察官2人が殺害された事件が25日で発生から1年となります。
前日の24日は、殺害された警察官が所属していた中野警察署で、追悼式も行われ、犠牲者を悼みました。
現場周辺の「きょう」を取材しました。
宮入キャスター:
「事件当時、この場所は立てこもりの場所になりました。そして女性1人が殺害された場所でもあります。今月に入って観音像が建てられ、花が手向けられています」
地元の人によりますと、観音像は、4月末から5月にかけて青木被告の両親が建てました。
午前中には、地元住民も現場で手を合わせ、犠牲者を悼みました。
地元の住民:
「言いようもないですよね、考えられないような静かで何もなかったところで、こんなこと起きるのかなって」
「ずっと通らなかったが、観音様があると聞いたから…」
そして、警察官2人が襲われた現場には…。
宮入キャスター:
「ドアの下、銃弾の跡が残されたままです」
一見すると、日常に戻ったかのように見える現場周辺にも、1年前から時が止まったように事件の爪痕が残ります。
そして、市民から事件の記憶が薄れることはありません。
中野市民:
「もうあれから1年になるんかね、本当に気の毒だよ」
市民:
「(普段から)歩いていたって、ぶつかるかもわからないし、怖い。後ろ向いたりきょろきょろして。二度とこんなことが、この街で起きない方がいい」
阿部知事は会見で・・・。
阿部知事:
「4名の方が亡くなられるという痛ましい事件。改めて哀悼の意を表したい」
中野警察署で行われた追悼式では、署員などおよそ80人が、事件の110番通報があった午後4時26分に合わせて犠牲者4人に黙とうを捧げました。
中野署 村松朝生(むらまつ・あさお)署長:
「私たちは、亡くなった方々の無念、ご遺族の悲しみをしっかりと受け止め、悲劇が繰り返されることのないよう玉井良樹(たまい・よしき)警視、池内卓夫(いけうち・たくお)警部の志を引き継いで、これからも治安維持に最善を尽くしていきましょう」
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