(初田さんの両親)「知らない人とちゃんとコミュニケーションが出来ているのだと、見ていてうれしかった」「本人が喋ることが楽しかったと言って社会に出ていく良いきっかけになれば」

ゆっくりと、丁寧に。自分の言葉で会話のキャッチボールを楽しんだふたり。
3時間でおよそ30人が訪れ、カフェは盛況に終わりました。

(鶴丸高校1年 初田心音さん)「いつも話さなかったりして、相手に本当に伝わったか心配になるけれど、きょうはありのまま、自分の言葉で話せたので思いが伝わったと思う」

初田さんの将来の夢は、小児科医になることです。

(鶴丸高校1年 初田心音さん)「きょうこうやって初対面の人とも楽しく話せた経験を自信に変えて、自分も支えられてきたので、その分を次の子どもたちに返していきたい」

営業を終えほっとした笑顔を見せる3人

自身がきつ音ということを友達に伝えることができなかった鬼束さんにも、心境の変化がありました。

(鹿児島大学2年 鬼束倫太朗さん)「きつ音の悩みを共有できる人がいてくれて良かったと言われて、カフェをやってよかったと思った」「きつ音は恥ずかしいことではないと思えたので、今度テレビにでるよみたいな感じできつ音だと友達に伝えられるかなと思う」

1日限りの、特別なカフェ。エプロンを外したあとも、二人のこれからの支えになる時間になりました。