金沢百万石まつりとは?
加賀藩祖・前田利家が金沢城に入城し、金沢の礎を築いた偉業をしのんで開催されています。尾山神社での封国祭に合わせて、大正12年から昭和20年まで金沢市祭として行われてきた奉祝行事がルーツで、終戦後は進駐軍の指導により昭和21年から6年間、尾山まつりとして尾山神社奉賛会によって開催されました。
現在の金沢百万石まつりは、昭和27年に金沢市と金沢商工会議所が中心となって開催した商工まつりが第1回目となります。
その後、豪華絢爛な百万石行列をはじめ、400年以上にわたり受け継がれてきた金沢ならではの伝統ある行事が賑やかに繰り広げられる現在の姿に発展しました。
百万石行列の主役である利家役は、第33回の1984年(昭和59年)に初めて、
金沢市出身の俳優・鹿賀丈史さんを起用。以後、毎年、利家公役は、俳優が務めています。
妻・お松の方は、2001年(平成13年)に50回記念として、斉藤慶子さんが起用されたのが初めてで、2008年(平成20年)からは、利家公役と同様に俳優が起用されるようになりました。ちなみに2023年は、歌舞伎俳優の市川 右團次さん、俳優の紺野まひるさんが務めました。初夏の金沢を彩る一大イベントで、沿道は大勢の人で埋め尽くされます。
