波や風の影響で砂浜が削り取られ夏のオープンが危ぶまれていた新潟県上越市の鵜の浜海水浴場に23日、砂を運び込む作業が始まりました。例年と少し位置を変え、7月13日に海開きを行う予定です。
上越市の鵜の浜海水浴場では23日からトラックで大量の砂を運び込む作業が始まりました。この日だけでトラック50台分、およそ450トンの砂を入れるということです。
大量の砂を運ぶわけは…海岸の浸食です。

鵜の浜海水浴場では波や風で砂浜が削り取られる「海岸浸食」が進み、1月に特に大きく砂浜が削られて海水浴場のオープンが危惧されていました。
【大潟観光協会 近藤誠一 会長】
「間に合わないでしょ、この状態ですから。どのような営業形態ができるかというスタンスでしょうね。毎年同じパターンで海水浴などをやっているんですけど、そういう形ができなくなるというのは悲しいですよね」

その後、上越市と地元の関係団体が協議し、露出している護岸部分に砂を敷き海水浴場の面積を確保した上でオープンすることが決まりました。
10日ほどかけ、あわせて2000立方メートルの砂を運び入れるということです。例年と位置は少し変わり、若干狭くなりますが7月13日に海開きをする予定です。
鵜の浜海水浴場のシンボル「人魚像」も海開きまでに設置するということです。

 
   
  













