仙台市内に重度の知的障害がありながら、色鮮やかな絵を描き続けている18歳の男性がいます。周囲の支えも受け、見る人の心を魅了する絵を描く男性について取材しました。

正広さん、個展を開く

カタツムリをテーマに描いた作品。木漏れ日に照らされる様子が、色彩豊かに表現されています。

作品を描いたのは、この春、特別支援学校高等部を卒業した鈴木正広さん18歳です。

4月、正広さんが小学校時代から描き続けてきた絵画の展示会が、仙台で開かれました。ギャラリーに並んだ12作品は水彩絵の具やクレヨンなど様々な画材を使って仕上げていて、いずれも障害者の美術展などで入賞しています。

展示会を訪れた画家:
「台原森林公園がお気に入りのようなんですけど、自分が同じ公園を歩いても絶対に気づけない色とか世界とかを表現できて、圧倒されて感動しました」

保育園時代の園長:
「すごく素晴らしいと思います。希望ですかね、生きるって素晴らしいということが見える気がします。とてもうれしいです」