「睡眠の質 改善」「ストレス緩和」が人気の背景に

主な乳酸菌飲料には、ヤクルトやピルクルなどがあります。
全国発酵乳乳酸菌飲料協会によると、売上が伸びているのは、▼乳酸菌数が1mlあたり1000万以上の「乳製品乳酸菌飲料」だそうです。
乳酸菌飲料が人気になった理由の一つは、機能がわかりやすくなったことだといいます。

2015年から機能性表示食品制度が始まりました。
例えば「睡眠の質 改善」、「ストレス緩和」という具体的な機能性の表示が可能になりました。
一般社団法人バイオトラストの加賀 代表理事によると、「睡眠に悩んでいる人やストレスを感じていた人が買いやすくなり、徐々に売上を伸ばした」とのことです。
井上キャスター:
腸内環境を改善することだけで言うと、飲むヨーグルトでも変わらないのかと思っていたんですが、違うものなんですか。
山内キャスター:
まさに、飲むヨーグルトにも、「乳製品乳酸菌飲料」と同じく、乳酸菌数が1000万以上(1mlあたり)というものはあるので、飲むヨーグルトの中でも、機能を表示したものの売上は、おそらく伸びてるんです。

先ほどの、2017年から2023年の乳酸菌飲料の販売金額の推移でも、2022年から2023年のヨーグルトドリンクが微増しています。
※インテージ調べ
井上キャスター:
ヨーグルトドリンクの方が容量が多いので、“飲んだ感”があるんです。乳酸菌飲料は量が少ないので「これでこの値段か」と思います。
ホランキャスター:
そうすると、たくさん飲んでしまうので、それはそれでカロリーが高いじゃないですか。
井上キャスター:
それなら、カロリーオフの飲むヨーグルトがいいですよね。
山内キャスター:
ヨーグルトドリンクが好きな人は、コクや満足感を求めると思います。機能を求めるのは、小さくて何となく実感できるというところで、二極化されるのかもしれないです。