父と一緒に二人三脚で花壇づくり

様々な施設と交渉を続ける中で、快諾してくれたのが福岡県宗像市のホテルでした。
周辺には海と森があり、アサギマダラを呼ぶのに適した場所です。ただ、花壇は自宅から遠く、かんなさんが自力で通うことはできません。
等さんは仕事でどんなに疲れていても、週末には必ずかんなさんと一緒に花壇を訪れます。
新留等さん「仕事でキツイなという時はあるけど、行かないということはないです」
新留等さん「小さい時はね、あれやこれや会話しながらしていたけど、もう中学生やけんねぇガン無視されます」
RKB坂本祥カメラマン「でもお父さんのこと嫌いじゃないよね?」
新留等さん「大好きやもんね?」
新留かんなさん「いや…」
花壇の花を守る たくさんの人が手伝いに

11月。
寒さに弱いスイゼンジナを守るため、ビニールで覆います。
そして、アサギマダラを通して知り合いになった人たちが手伝いに来てくれました。

手伝いに訪れた女性「すごい、かんなちゃん、おはようございまーす。すごいね、綺麗にできとう」
手伝いに訪れた女性「やっぱり、かんなちゃんのアサギマダラに対する想いと、家族、お父さんの想いが強いので、ちょっとでもできればなと思ってお手伝いさせてもらっています」
新留かんなさん「すごく助かっています。ありがたい。去年より頑丈にできているから、冬を乗り越えてくれればいいな」
かんなさんがこのホテルで花壇作りを始めたのは9歳の時。アサギマダラが飛来する5月に花が咲くように、毎週訪れて調整しています。