中国国営の中央テレビは19日、中国本土と、台湾が実効支配している離島を結ぶ橋について、建設推進を訴える特別番組をSNS上で配信しました。台湾で民進党の頼清徳氏が総統に就任するのを前に、けん制する狙いとみられます。
中国政府は福建省の厦門市から、台湾が実効支配する離島金門島に向かう橋の建設を進めています。特別番組では、現在の工事現場の様子のほか、完成した場合のイメージ映像を紹介しました。
さらに、橋ができることによる経済的なメリットや人的交流の活性化などをアピールし、「この橋は単なる金門への橋ではなく、両岸の統合と平和統一への橋だ」と強調しました。
そのうえで、「橋が完全に完成すれば、台湾海峡の両岸が一つになるという政治的に含みのある宣言となるため、民進党にとっては受け入れることが難しい」と、橋の計画を認めない民進党を批判しました。
中国側としては頼氏が総統に就任する前日に、民進党政権が中国本土との交流や台湾の経済発展の障害になっていると印象づけることで、新政権をけん制する狙いがあるものとみられます。
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