アメリカのバイデン政権は、核爆発を伴わない臨界前核実験を行ったことを明らかにしました。バイデン政権下では3回目の実施です。

アメリカのエネルギー省のNNSA=核安全保障局は、核爆発を伴わない臨界前核実験を14日に西部のネバダ州で実施し、成功したと発表しました。核弾頭の安全性や有効性の維持に向けたデータの収集が目的だとしています。

バイデン政権下で臨界前核実験を行ったのは3回目で、2021年の9月以来です。

NNSAは臨界前核実験について、核爆発を伴うすべての核実験を禁じるCTBT=包括的核実験禁止条約に抵触しないと説明しています。

また、「爆発実験を行わずに重要なデータを収集し続けるため、今後、臨界前核実験を行う頻度を上げる」としています。