銀行詐欺など2つの罪で起訴されたドジャース・大谷翔平選手の元通訳・水原一平被告。ロサンゼルスの裁判所に出廷し、報道陣の問いかけには終始無言を貫き、裁判では無罪を主張しました。現場で取材をしていたロサンゼルス支局の小川記者に様子を伝えてもらいます。
報道陣の質問に対し、一切返事をしない水原被告に対し、であれば、と思い、法廷に入る直前に「大谷選手への謝罪の気持ちがあるなら、せめてうなずいてください」と問いかけたんですが、やはり反応はありませんでした。
終始無表情で、憔悴しているようにも見えましたし、メディアの前では完全に感情を消すよう努めているようにも見えました。
一方、審理は異例の展開となりました。直前になって、裁判所側から「安全上の問題があり、対応できない」として、メディアは急遽、隣の法廷に移動することが求められました。
公開されたのは音声のみで、居合わせたおよそ50人の報道陣からは抗議の声が上がりました。
アメリカの裁判では、市民が複数回参加する機会があるなど、より開かれた法廷というイメージがあったので、今回の展開にとても驚きました。
現場の記者からも「憲法違反だ」など憤りの声が聞こえ、今後、裁判所側がどうメディア対応するのかも、一つの焦点になってきます。
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