(若狭敬一キャスター)
現役引退を発表していたフィギュアスケート男子の宇野昌磨選手が、14日に記者会見を行いました。宇野選手が会見で何を語ったのかを改めてご紹介しましょう。


(山内彩加アナウンサー)
引退会見で宇野選手は、
「目の前の試合をいいものにするという気持ちでやってきた」
「ともに戦った選手の引退を聞いて(引退を)考え始めた」
「未練に関しては全くない」
「これから自由にスケートができるうれしさ」
などを語りました。
(若狭キャスター)
競技としてのスケートは「やりきった」という感じが、すごく伝わってきましたが、今後も何らかの形で続けるという話もありましたから、うれしかったですね。
(若狭キャスター)
私もドラゴンズの選手の引退会見には何度も出ているんですけれども、「まだやり残したことがある」という涙ながらの会見と、「もう未練はない」という清々(すがすが)しい会見に分かれるんですが、宇野昌磨選手は清々しい会見でしたね。

(大石邦彦アンカーマン)
何かとても「開き直っている」という感じの会見で私も驚きました。
私が注目したのは宇野選手の今後についてで、5月11日のイベントでも、今後の抱負について「探す」という文字を選んだんですね。
これは次に向かっていく中で、何かしら自分の道を探していきたいという意味合いの発言をしたんです。ですから今後どうするのかなと思って、記者会見に注目していたんですけれども、やはり今後はプロとしてスケートを続けていくのは間違いなさそうだと。
ただ、気になることも言っていて「1つのことに全力を注ぐ熱量があってこそトップアスリートなんだ」と「自分自身としてはフィギュアスケートには全力投球してきた。全力投球できるものを探していきたい」と。
だからフィギュアスケートには限らないのかなと思って、これからの道が非常に楽しみですね。