「最善だと思うフィギュアスケートの形を追い求めていく」

約21年にわたるスケート人生。フィギュアスケートと出会ったことについて…

(宇野選手)
「フィギュアスケートと出会えて、感謝とともに驚きのことばかり。まさかテレビで見ていたオリンピックの舞台で、いい成績が残せるとは思っていなかったし、世界選手権で優勝できる選手になれるとは思っていなかったので、フィギュアスケートとの出会いは感慨深い」

競技生活からの引退を惜しむ声があることについては…

(宇野選手)
「競技のフィギュアスケートを待ち望んでいる方がいるのはうれしいが、これからもスケートに全力で取り組むことに変わりはないので、形は変わるかもしれないが、最善だと思うフィギュアスケートの形を追い求めていくので、応援してくれるとうれしい」

会見で繰り返し口にしたのは「感謝」という言葉でした。

(宇野選手)
「スケートでつながれたすべての人に感謝をしているとともに、これからは僕が少しでもサポートできれば」
「努力家と言っていただけるのはうれしいが、そんなことも別にないので、周りの方が僕が好きなようにのびのびとやれるようにサポートしてくださって、僕の全力がしっかり出せた結果がこの素晴らしい結果につながった」

競技生活引退後に、プロスケーターとしてフィギュアスケートを続ける楽しみを話しました。

(宇野選手)
「毎日の練習が楽しくなるような、自分の心が踊るようなスケートをしていきたい。競技から離れるので自由にフィギュアスケートをやれるかなと。やるもやらないも自由だし。ジャンプ、スピンなど何をやるにしても自分で選べる。自分の生き方にもマッチしているかなと思うので、すごく楽しみ」

11日のイベントでは、色紙に「探す」という字を書いていました。これからの活動については…

(宇野選手)
「僕はフィギュアスケートだけを全力でやってきた。もちろんゲームも全力でやってきましたが、新しい道をあまり考えていなかったので、いろいろなところに視野を広げていろんな経験をしていきたいと思う」