主なアトラクションは16施設。その多くが“昭和”から使われ続けてきたものばかり。なかでもシンボル的な存在が、70年以上前に作られた観覧車です。

■小さな遊園地のシンボル“日本最古の観覧車”は国の有形文化財に…

4代目園長の長男 加藤大地さん(25)
「日本最古の観覧車です。国の有形文化財にも登録されて、角形のホイールは74年前のまま使っています」

直径8メートルの観覧車に8台のゴンドラ。1周3分45秒という超コンパクトサイズです。1950(昭和25)年に完成した“日本最古の観覧車”は、いまも元気に活躍する現役です。国の有形文化財に登録されている“日本最古の観覧車”

もとは函館市の隣り、七飯町の大沼国定公園に設置するため、74年前に作られました。その後『こどものくに』が開園する際に移設。2019年に国の「有形文化財」登録を受けたことでメディアの関心を集め、ネットでも話題になりました。

埼玉から訪れた70代の女性
「(前に乗ったのは)12歳、小学生のとき…60年前ですよ。楽しかったです。なんかおばあちゃん一人で恥ずかしい」

一般的なカプセル状のゴンドラに比べ、日本最古の観覧車は、かなり開放的な作り。もっとも高い地上10メートルまで上がると、結構スリリングです。

そして、74年前に完成した観覧車を、より魅力的にさせるのが、近くに立つ桜の木。桜が満開になる春は、最高の“映えスポット”と評判なんです。

4代目園長の長男 加藤大地さん(25)
「子どものころ、観覧車から桜を見下ろした記憶が、いまも残っています。ギリギリ手が届かないところに桜の木があって、つぼみが少しずつ大きくなる様子を見るのが、楽しみでした」