ロシア軍は国境を接するウクライナの北東部ハルキウ州で攻勢を強めていて、ロイター通信はロシア軍がウクライナ領内に1キロ進軍したと伝えました。
ハルキウ州の当局者によりますと、10日、州都などにロシア軍による攻撃があり、民家などが被害を受けました。
こうしたなか、ウクライナ国防省はロシア軍がハルキウ州でウクライナ側の防衛線を突破しようとしたと明らかにしました。撃退したものの、防衛を強化するため追加の部隊を派遣したとしています。
一方、ロイター通信はウクライナ軍の情報筋の話として、ロシア軍がウクライナ領内に1キロ進軍したと伝えました。
ロシア軍は緩衝地帯の設置を目指し、ウクライナ軍を国境から10キロの地点まで後退させようとしているということです。
国境近くの地域では攻撃により、死傷者が出ているということです。
一方、アメリカ政府のカービー大統領補佐官は10日、ウクライナ北東部ハルキウ州の国境地域での戦闘について、「ロシア側が今後数週間以内に、さらに兵力を投入し攻勢を強めるとみられる」との見方を示しました。
州都ハルキウの市街地への直接攻撃に向けて態勢を整えているとみています。
こうした中、バイデン政権は10日、ウクライナに対して総額4億ドル、日本円にしておよそ620億円の追加の軍事支援を行うと発表しました。
地対空ミサイルシステム「パトリオット」の弾薬や高機動ロケット砲システム「ハイマース」、地対空ミサイル「スティンガー」などを盛り込んでいます。
カービー補佐官は「ロシアは今後、数週間のうちに前進を見せるだろうが、大きな躍進は成し遂げない」との見方を示すとともに、「アメリカの支援により、ウクライナは今年中は攻撃に耐えられるだろう」と話しています。
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