巨大地震をテーマにしたアニメについて、宮崎県が制作した4分間のアニメの原作となったのは、高校生の作文です。
どんな思いで作文を書いたのか、本人に聞きました。

帰宅途中のバスの中で巨大地震に襲われる

YouTube宮崎県公式チャンネルより

(アニメ冒頭のナレーション)
「クリスマスを目前にして、街はきらびやかだった。窓の向こう側に広がるイルミネーションの写真と一緒にもう少しで最寄りのバス停に着くというメッセージを父に送った。18時、佐土原高校からバスで帰っている最中だった」

先月、県の公式YouTubeチャンネルで公開された、およそ4分間のアニメ「絶望の中のクリスマス」。

主人公の男子高校生が帰宅途中のバスの中で、巨大地震に襲われるというストーリーです。

(アニメのナレーション)
「顔を上げると、砂ぼこりにまみれた乗客は混沌としている。窓から外に飛び出した僕は、夜間に崩壊している建物や倒れた電柱を見つけて、足がすくむ。2011年の3月11日、テレビの向こうにあった光景が蘇る。いつかくると言われていた南海トラフ地震がきた。だとすれば、じきにくるだろう津波が」