家事代行サービスを行っている株式会社ベアーズが8日、女子陸上部「Bears Camellia」創設の記者会見を都内で行った。第一期のメンバーとして選手5名、監督には日体大時代に箱根駅伝で優勝経験のある高柳祐也氏(31)が就任した。

所属選手はキャプテン・松井沙樹(23・神戸学院大卒)、上野璃々花(20・那須拓陽高卒)、河内彩衣琉(23・松山大卒)、須田笑瑠萌(19・大阪体育大学浪商高卒)、堀尾和帆(23・環太平洋大卒)の5名。今後、トップチーム(6名)、育成チーム(20名)、サテライトの3チームに分け、それぞれの入れ替えを実施しチーム内での競争を促す。

ベアーズは引退後のセカンドキャリアにも重点を置き、競技と並行で自社の仕事である家事代行を行いながら二刀流ランナーとしての活躍に期待がかかる。

会見に登壇した高柳監督は「2023年のプリンセス駅伝出場、そして一番大事にしている目標が2024年のプリンセス駅伝突破(クィーンズ駅伝出場)。新チームで創部1、2年で本選に出られるチームはあまりない。だからこそ、そこを目標に頑張りたい」と意気込んだ。

高柳監督は第89回箱根駅伝総合優勝(8区出走区間2位)のメンバーで、アテネ五輪金メダリストの野口みずき選手のランニングコーチや第一生命など実業団で指導の経験。「自分が箱根駅伝優勝で味わった思い、チームメイトの大事さなどを選手たちにも味わってほしい。それを指導を通して伝えていきたい。また、世界のトップ選手・野口みずき選手のランニングコーチだった時に当たり前の基準が高いことを学んだ。それを選手へ伝えていきたい」と話した。