飲食店は客から「マスクをしてほしいという意見が多い」

また、2023年の年末年始にかけて実施したアンケート調査では「従業員の感染対策の有無」について、「気になる」と回答した人が41.2%いました。飲食店の従業員に話を聞くと「マスクをしてほしいという意見が多い」「マスクがある方が安心だと言われる」ということで、客からは「結構気になる」という声を聞いているそうです。

また、あるホテルでは「マスクの着用を続けているお客様も多く、配慮していた」とのこと。しかし、今春からマスクの着用者が減少してきたこともあり、5月1日からは従業員のマスクの着用を任意に変更したそうです。

国際医療福祉大学の松本哲哉主任教授はマスク着用について「大幅に感染者を減らせた点では効果はあった。しかし完全に終わったわけではない。病院など、リスクのある場所では必要に応じて付けてほしい」と話しています。

弁護士 萩谷麻衣子さん:
私は事務所で打ち合わせをするときは距離が近いので、まだマスクしている確率の方が高いです。裁判所でも、裁判官はマスクを着用してる方も多く、案外、裁判官はマスクしてることで自分の感情が読み取られなくていいのかな、と思いました。ほかにも、コロナで進んだかなと思ったのは、裁判所のリモート化です。遠隔地の裁判所でもリモートでできるのはすごい進歩だな、と思います。