第二次世界大戦で、旧満州の開拓団に参加した男性から当時の経験や教訓を聞く講演会が8日、長野市で開かれました。
滝澤さん講演:
「戦争は、本当に敵、味方なく人間の心まで奪ってしまう」
長野市の川中島町公民館で講演したのは、旧満州へ開拓団として渡った滝澤博義(たきざわひろよし)さん90歳です。
滝澤さんは、81年前の1943年に中野下高井地域から「高社郷開拓団(こうしゃごうかいたくだん)」の一員として家族で満州に渡りました。
しかし、旧ソ連の対日参戦で開拓団は避難を強いられ、500人以上が集団自決。
滝澤さんも弟と妹を亡くし、残った家族と帰国しました。
この日は地区の住民などおよそ100人が集まり、滝澤さんが一時入った収容所での生活や、日本に帰るまでの実体験を熱心に聞き入っていました。
参加者:
「リアルな部分はとても伝わります。生死を分けるような一幕があったのだと感じました」
滝澤さん:
「私がここまで生きられたことと多くのことが、犠牲になった人たちのために話すことが責務」
「若い人たちに本当の真実をしっかりと知っていただく、それが大事」
講演を主催した公民館は、戦争当時の状況を知ることで、世界の平和について考える機会にしてほしいとしています。
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