ドイツの国会議員 4時間未満のフライトはエコノミークラスに限定

藤森キャスター:
取材すると、2024年のゴールデンウイーク・国会期間中に、衆議院議員のべ34人が「請暇」の届け出を出しています。海外に行く場合、所属会派には「渡航計画書」というものを出しているんですが、衆議院では具体的に何が書いてあるか、非公開なのでわかってないんですよね。
大八木友之 記者:
議会運営委員会の理事会には出されていて、議員の方々は目にしてますが、一般には非公開の情報なんです。
藤森キャスター:
こうした非公開の現状に…

自民党・衆院議員 大臣経験者
「議員活動に透明性が求められるなか、(衆院では)海外に行くかどうか、行き先・目的を国民に公開できないのはさすがに時代にあっていない」

自民党 ベテラン参院議員
「政府が出来ない水面下の外交を担うこともある。ルールを設けた上で、外交上の機密を守るということも重要」
小川キャスター:
議員によってはSNSなどで発信している方もいます。ただ基本的に、その公開の義務はない。ドイツで、国会議員の方々の海外渡航は、どういうふうに捉えられているんですか。

ドイツ公共放送東京支局 プロデューサー マライ・メントラインさん:
実は、あまり問題になることはないです。ただ、予算が決まっていて、その中で外遊をしないといけないということになっている。最近少し問題になっているのが、飛行機に乗る場合、ビジネスクラスに乗ってしまうのがすごく高くつくので、ヨーロッパ内など「4時間未満のフライトだったらエコノミークラスにしてください」ということが1か月前に決まりました。少し節約を考えるようになったんです。
日本の場合も、おそらくお金がポイントだと思っていて、ルール違反でも何でもないわけですよね。だけど、有権者・国民の目にどう映るかというものまでは考えていないのでは、という印象も受けています。
ネットの声を見ても、不透明や、仕事かもしれないですが、私たちは円安で海外にいけないなど、不満の声がありますよね。
藤森キャスター:
そもそも、政治とカネの問題に不信が高まりに高まっているからこそ、この話題なんでしょうね。
小川キャスター:
まさに裏金問題などで政治の透明性がかつてないほど求められています。もちろん海外で研さんを積んだり、議員交流を深めていくことも大事ではありますが、それ自体を否定するわけでは全くないですが。
原資が公費だったり、党費がまかなわれているものだったら、それを全て自ら公開するという姿勢があっていいものではないかと感じますよね。

大八木友之 記者:
議員個々の活動なので、公費が投じられているわけでないという理屈を言っていて、だからこそ公表しなくていいみたいなところになっているんです。
ただ突き詰めると、どうやって海外への渡航費を捻出してるかわからないんですが、結局、議員の報酬は、税金を原資にしているので、一定の透明性は求められます。
この問題を取材すると、長年の慣習かわかりませんが、議員が自分たちに都合のいいようなルールを、自分たちの手で作って運用していっているように感じます。
一般の人が気づかないうちに、「公報」というもので、しれっとゴールデンウイークに海外渡航をしていますよ、というのだけ明らかになってるので、やはりその運用は見直していくべきではないかと思います。
今週から政治資金規正法の改正の議論が本格化しますが、問題の根本としては同じものを含んでいると思うので、しっかりチェックしていかないといけないと思います。
ドイツ公共放送東京支局 プロデューサー マライ・メントラインさん:
政治資金規正法の改正に、この話は含まれないんですか。
大八木友之 記者:
これは関係ないんです。
小川キャスター:
こういうところに着手していくという姿勢があってしかるべきだと感じます。














