なぜ“脇役”のネモフィラを植えた?絶景のウラに“忘れたい過去”

ひたち海浜公園の歴史ギャラリーの展示によると、公園の場所は戦前、日本軍の「水戸東飛行場」がありました。戦後はアメリカ空軍の演習場になっていて、この公園は爆撃の標的になっていました。誤爆によって地元の方が被害を受けるということもあったそうです。
1970年以降に米軍の演習場が日本に返還されたとき、平和の象徴である公園にしたいという話になったといいます。小高い丘があり、不発弾などの処理も行った場所に何を植えるかということになったときに名前があがったのがネモフィラだったということです。

ひたち公園管理センター 広報 渡邊万里映さん
「ネモフィラがある『みはらしの丘』は米軍の演習場の標的があった場所。『丘と空を青一色で染めると、過去を忘れられる景色になる』、そんな思いで青いネモフィラを植えたと聞いています」
歴史が古いため担当者が捕まらず、これ以上の真相には迫れませんでしたが、こういう思いがあるということです。
ホラン千秋キャスター:
平和に向けてのメッセージを花、それから公園に対して込めたいというところは確実にあったんだろうなと感じますね。

パナソニック社外取締役 ハロルド・ジョージ・メイさん:
そういう歴史を知った上で写真を撮ると、「平和ってありがたいな」という気持ちにもなるので、ネモフィラを植えた理由をどんどん告知すべきですよね。
井上キャスター:
演習場だったので不発弾なども埋まっていたそうで、その処理に20年以上をかけて丘を整備して、2001年にネモフィラを植えることを決めました。それが世界に受け入れられたんですよね。

ホランキャスター:
みなさんが笑顔で写真を撮っているところなどを見ると、当時の方々も含め、担当者のみなさんの思いが届いているのかなという気がしますね。
ハロルド・ジョージ・メイさん:
私の出身地・オランダにも有名なキューケンホフ公園がありますが、ここまで大きくないです。歴史もそうですが、スケール感が全然違います。
井上キャスター:
春はネモフィラで青ですけど、秋になるとコキアにすべて植え替えるということです。2週間ほどの期間で総勢100人ちょっとで植え替えているそうです。
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<プロフィール>
ハロルド・ジョージ・メイさん
日本コカ・コーラ副社長やタカラトミー社長などを歴任
現在 パナソニック社外取締役 アース製薬社外取締役など
オランダ出身、日本在住30年以上














