中国の習近平国家主席はフランスなどヨーロッパ3か国を訪問するため、5日、北京を出発しました。習主席のヨーロッパ訪問は5年ぶりです。
中国国営の中央テレビによりますと、“習近平国家主席は5日午前、フランス、セルビア、ハンガリーの3か国を公式訪問するため、王毅外相らと共に北京を出発した”ということです。
中国外務省は今回の歴訪について、「中国とヨーロッパとの関係にとって重要な意義がある」としています。
フランスではマクロン大統領と会談する予定で、ウクライナや中東情勢について協議するほか、ヨーロッパ諸国から不公正だと指摘されているEV=電気自動車などの貿易問題や中国国内の人権問題も議題に上る見通しです。
また、セルビアとハンガリーは中国が進める巨大経済圏構想「一帯一路」の参加国であることから、さらなる経済的な連携強化を打ち出すものとみられます。
今年に入り、習主席はドイツのショルツ首相やオランダのルッテ首相と相次いで会談するなど、ヨーロッパとの関係を重視する姿勢を示しています。
経済や軍事などの分野でアメリカとの対立が続くなか、中国としては今回の訪問を通じてヨーロッパとの関係を安定させ、アメリカをけん制する狙いもあるものとみられます。
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