違憲状態という判断が相次いで示されていながら法整備がすすまない「同性同士の結婚」。
当事者たちは、「婚姻届」というたった1枚の紙がもたらす権利はとても大きいと話します。
法の下の平等を定めた憲法記念日に考えたい「結婚」とは。
部屋に指輪とバラ コテコテのプロポーズ

福岡市に住むたかこさん(39)とみゆきさん(29)。
2人は、SNSを通じて知り合い、2年半ほど前から交際。同性カップルです。
そして、今年3月、長野県への旅行中にたかこさんがみゆきさんにプロポーズしました。

みゆきさん「夕飯食べ終わったらお部屋に指輪とバラがあって」
たかこさん「コテコテのやつをやりました」
たかこさんはプロポーズをするにあたり葛藤があったと言います。
たかこさん「プロポーズとか、結婚指輪とかそれを私がやろうと思えばできますけど、制度が整っていないのにプロポーズしたら「ごっこ」みたいな感じになっちゃう。法律上結婚できないのに『結婚してください』って言うのってなあ・・・とか思ったりはしましたね。」