訓練生は
「この道を選んだ理由は、大学3年生のときに実家の近所で火事が起こって、消防局の方が懸命に活動している姿を間近で見て、自分も目指したいと思って。」
「やっぱりこの地域には山や海や川があるので、いろんな自然災害が起こり得る。災害の際にはしっかりと対応できるようになりたくて。」
決意を新たにした新人消防士たち。
入校の翌週から、いよいよ訓練開始です。

しかしその様子を覗いてみると、訓練生たちは皆マスクを着用しています。
実は、寮生活を始めて1週間、訓練生複数人が新型コロナに感染し、急きょ学校閉鎖になってしまったというのです。
この日、学校はすでに再開していましたが、それでも7人が欠席。
寮生活では健康面の管理も重要な課題です。
「2分で着装。防火衣着装操作はじめ!」

この日、まず行われたのは、炎や煙などから、消防士の体を守る「防火衣」を着装する訓練。
命を守るため「適切」に、また、1分1秒でも早く現場に向かうため「迅速」な着装が求められます。