シリーズSDGs、「地球を笑顔にするウイーク」です。気候変動などのため水不足が世界的な問題となっていますが、大切な水を有効活用する、ある「画期的な技術」が注目を集めています。考えたのは青森の高校生です。
山脈に囲まれ、広大な敷地に広がる畑やビニールハウス。青森県の名久井農業高校。この学校の特色は、学生が好きな研究に打ち込む「課題研究」の授業。
研究に打ち込む一人、赤石紫音さん。彼女が向かった先は…
ここで、世界が注目する「水の再利用」の取り組みが行われていました。学生たちは、土を使わずに水と液体肥料で野菜を育てる技術を応用。最大の特徴は…
名久井農業高校3年 赤石紫音さん
「少ない水で栽培できることです。従来の水耕栽培と比べると、(水を)70%削減することができる」
赤石さんが中心となって開発したのは、「節水型ミスト栽培装置」。従来の栽培では、根を水の中に入れて成長させることから、水の入れ替えが必要となります。
一方で、開発された装置では根が水に直接触れずに、超音波の装置で霧を使って水を吸収させるため、残った水分を再利用することができるのです。例えば、レタスの栽培には13リットルの水が必要ですが、この装置では5リットルほどで済みます。
新しい視点からの研究に、環境問題に詳しい専門家の目にも留まりました。
鹿島建設 主任研究員 日本ストックホルム青少年水大賞 審査員 鈴木祐麻氏
「ミスト栽培でそのようなコントロール(育成)をする研究はほとんどない。非常に画期的な技術」
背景にあるのは、世界的な水不足。6年後には世界で水がおよそ4割不足されると予想されています。特に深刻なのが農業用水。
優れているのは、そのコスト。一台1000円ほどで作れるため、先進国や途上国を問わず世界で活用できると、国内の大会でも評価されました。3か月後に“日本代表”として国際大会に臨みます。
名久井農業高校「環境研究班」 木村 亨 顧問
「先輩からの研究を引き継いでいる。(赤石さんは)自分なりに解釈して、自分のアイデアを入れて結構積極的に動いている」
先輩たちも立った国際大会に、自分たちで考えた技術で挑みます。
名久井農業高校3年 赤石紫音さん
「海外の方にもこの技術を知ってもらって使ってほしいし、実際に現場に行って一緒に装置を作ったりとかして、その国ならではの野菜を栽培したい」
水資源不足の解消に向けて、青森の地から未来への重要な一歩を踏み出しています。
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