■バレーボール女子日本代表アメリカ合宿 (日本時間30日、カリフォルニア州アナハイム)

ネーションズリーグ(5月16日~トルコ、マカオ、日本)を前にアメリカで合宿を行っているバレーボールの女子日本代表が、東京五輪金メダルのアメリカ代表と4セット制の練習試合を行った。

日本のスタメンはセッター・岩崎こよみ(34)、リベロ・小島満菜美(29)、アウトサイドヒッター・古賀紗理那(27)、林琴奈(24)、石川真佑(23)、ミドルブロッカー・荒木彩花(22)、渡邊彩(32)で、S1ローテーションでスタート。アメリカはミドルに男性コーチが入ったが、昨シーズンJTに所属していたオポジットのA.ドルーズ(30)、東京五輪のMVP、J. ラーソン(37)らも出場した。

1セットずつメンバーを入れ替えて行われた試合は日本が2セットを連取したが、後半はアメリカのサーブレシーブが安定し、強烈なスパイクを決められる場面も。試合後、主将の古賀は「サーブでAパスを返されてしまうとセッターのセットアップの位置も高いですし、選択肢がたくさんあるスパイカー陣が海外はそろっている。向こうのパスを少しでもネットから離すとかそういうサーブを打つことが大切」と振り返った。

アメリカ合宿も4日目を迎えたが、「時差ぼけは全然。最初から全然寝られたし、って感じです。どこでも全然寝られます。睡眠が一番のリカバリーなので」と話すように、体調は万全だ。「(チームの)去年の反省として20点以降の点の取り方というのは監督からいつも言われている。私はまずは点をコンスタントに取っていくというのをテーマにやっています」。

日本代表は今後も数試合、アメリカ代表との練習試合を予定していて、5日目は第5セットまで行われる。

女子日本代表はパリ五輪の出場権を獲得しておらず、五輪出場にはネーションズリーグの結果が重要となる。現時点では、開催国のフランスのほか、ドミニカ共和国、セルビア、トルコ、ブラジル、アメリカ、ポーランドが出場を決めていて、残りの5枠はネーションズリーグ女子予選ラウンド終了時の世界ランキングによって決定する。6月12日からの予選ラウンド最終週は福岡・北九州で開催される。