きょうは祝日で、いつもなら財務省は静まりかえっているのですが、円相場の荒い値動きを受けて、多くの報道陣が詰めかけ、省内は騒然としています。
神田財務官は報道陣から「為替介入との指摘があるが?」と聞かれたのに対し、「いまはノーコメントだ」と話しました。
そもそも、市場で介入への警戒感が強まっているのは、円安に歯止めがかからないからです。
政府・日銀は、これまで、市場が“防衛ライン”と見ていた1ドル=152円や155円を突破しても口先でのけん制を繰り返し、介入を行ってきませんでした。
その間、円は売られ続けてきたわけですが、決定的だったのは、先週の日銀の対応です。
円安を食い止めるため、日銀が何らかの対応に動くのではという観測が広がる中、円安阻止につながる追加利上げは見送り。市場が注目していた長期国債の買い入れ額の減額も行わず、いわば、“ゼロ回答”でした。
これを受けて、一段と円安が進み、円相場はきょう、ついに160円台に突入しました。
年明けには140円台でしたので、4か月あまりで20円も円安が進む異例の状況です。
さきほど、再び、154円台まで一気に円高に振れるなど、いまも荒い値動きが続いています。
注目の記事
「並ばない万博」どころか入場もできない!?予約サイトは閉幕まで“満員” 残るチャンスは「キャンセル待ち」「入場枠の追加開放」「現地で当日券購入」

服にくっついてイラッ「ひっつき虫」の世界 対処法は?実は“あの製品”開発のヒントにもなっていた

「亡くなっても家族を助けてくれている」奥能登豪雨1年 中3・喜三翼音さんが家族に残した“生きる源”

「つらかった過去にひとつの区切りを」小倉美咲さん行方不明から6年 母親が献花台を閉じる 山梨・道志村

蚊は“世界で最も危険な生き物の一つ” 涼しくなってこれからピークに 昼間に活発なのは「やぶ蚊」夜に活発なのは「いえ蚊」刺されやすい人の特徴は?就寝時の対策は?

「言い表せない感情のまま生き続けてきた地獄のような20年でした」【福岡3女性連続強盗殺人事件】23歳の娘を奪われた父親の言葉①
