ほかの業界はどうかというと、まず旅行代理店。
山口県周南市に本社を置く防長トラベルに聞きました。

去年のゴールデンウィーク期間中のツアーは18本で547人。今年は現時点で15本691人。
人数は増えていますが、ツアー数は去年を下回っています。
実は、今年はある問題が影響しているんです。
トラックやバス運転手の2024年問題です。
4月から運転手の時間外労働に上限が設けられたことでドライバー不足になる、という問題です。
このあおりを受けて、防長トラベルによると遠方の宿泊を伴うツアーが組みづらくなったため、本数が増やせないそうです。

防長トラベルの今年のツアー15本のうち11本は近場の福岡県や広島県で日帰り。
新幹線や電車を使ってなるべくバスを使わないプランを組んでいます。そしてこんなものも売れてきているそうです。
キャリーバッグについて、ゆめタウン山口にあるSAC’SBAR山口店に聞きました。
先週からキャリーバッグの売れ行きが好調なんだそうです。
旅行には欠かせませんからね。
ゴールデンウイーク前の今月13日から24日までの期間、売れたキャリーバッグの本数は41本。

去年と比較すると10本多く売れてるんです。
店長さんによると海外旅行に行く前にコロナ禍使う機会が無かったバッグを新調する人も多かったそうですが、売れているのは、大きいものではなく、中型だそうです。店長さんは、円安の影響で、費用を抑えるため、韓国などのアジア、近場で短期の旅行が多いのではないかと話していました。
旅行業界を取材すると単に「好調」というだけでなく、2024年問題や円安など今年ならではの現象も透けて見えました。
いずれにしてもおでかけになる方は、どうぞお気をつけて。