■焦点は“閉会中審査に応じるか”

では、旧統一教会について説明はあるのかということですが、臨時国会は3日間で閉会してしまいます。旧統一教会を巡る問題について、実質的な議論は行われないとみられています。
そこで焦点となるのが「与党側が閉会中審査に応じるのか」ということです。TBSスペシャルコメンテーターの星浩さんによると、「与党側は閉会中審査に応じることを条件に、会期を3日間にしたのではないか」ということです。この閉会中審査に応じるということを、裏でちゃんとやりとりしていたのではないかということです。
では、ポイントとなる発言を見ていきましょう。
▼岸田総理
「社会的に問題になっている団体との関係については、政治家の立場からそれぞれ丁寧に説明していくことは大事」
▼岸信夫防衛大臣
「(教団側との)関係をしっかり見直していく」
このように「説明する」「しっかり見直していく」という発言がありました。しかし星さんは、もう一歩進んだ説明が必要になるのではないかということです。「選挙応援などの教団側との関わりから決別するというけじめをつける必要があるのではないか」と話していました。
井上キャスター:
特に自民党議員ですが、結局「説明する」「見直す」「党の方針に従う」。何か言ってるようで何も言っていないというか、このまま時間が過ぎ去るのを待ってるようにしか思えない節があります。
「食べチョク」代表 秋元里奈さん:
これまでどういう関係があったかというのが明らかになることもそうですし、今後の付き合いをどうしていくかについて明確に何か一つメッセージとしてちゃんと打ち出して欲しいですよね。関係がある政党というふうに見えてしまっているという中で、結局それを最後選ぶのは国民ですけど、党としての姿勢やメッセージというのをはっきり出していただかないと、これからの選択にも大きな影響があるかなというふうには感じますね。
井上キャスター:
党によっては何人が関わりがあったかというのをしっかりと調査して公表している党がある。一方で自民党はそれすらもしないとなると、甘さをとても感じますね。

















