9日の長崎原爆の日を前に、原爆で亡くなった児童生徒や教職員の慰霊式が3日、長崎市で行われました。


長崎県内の教育関係者らによって建立された長崎殉難教え子と教師の像。
慰霊式は像が建立された1982年から毎年行われていて、今年は市内の小中高校生らおよそ130人が参列しました。


式では児童生徒代表の相庭 和花さんが被爆者の思いを語り継ぐ決意を述べました。


西浦上中学校3年 相庭 和花さん:
「核兵器によってもたらされる恐怖の均衡は本当の平和とは言えないのだ、この事実を自分自身の言葉で語り継ぎ、平和への一歩を踏み出すことをこの慰霊碑の前でお誓いし、慰霊の言葉といたします」


最後には参列者全員で献花し、原爆で亡くなった児童生徒と教職員5529人の霊を慰めました。