大分市のウェブデザイナー中原ひとみさんは、マンション暮らしで土の処分に困った経験から問題の解決に向けて起業しました。

アップソイルカンパニー 中原ひとみさん:
「実家もマンションだったので土を持って行く先が本当になくてサービスとして世の中に必要なものだろうなって思いながらずっと7年間悩んでいました」
土の循環システムを考案し起業した中原さん。家庭から不要な土を回収し、土壌改良材や肥料を混ぜて再び園芸用の土としてリサイクルする仕組みです。虫や雑草の除去のため通常ボイラーを使用する土の消毒には別府の温泉熱を利用。エコな製法もこだわりの一つです。

「やっと商品ができあがるというところまでたどり着けた。誰がやっても本当によく育つという土になっていると思う」

土壌の専門家と共同で開発した中原さんの循環培養土。通常の培養土と比較しても植物の成長に遜色はありません。