
これに対し川口被告は、判決を不服として控訴、4月25日午後、札幌高裁で始まった控訴審で、弁護人(1審から変更)からの質問に対し、涙を流しながら下記のように答えました。
Q.1審の判決は?
「非常に重いと感じています」
Q.判決文を読んで、違うところはどこだと?
「一番違うなと思いましたのは『全く反省の態度が現れていない』というところです」
Q.1審で、謝罪していないのはなぜ?
「1審では、全て弁護人の指示に従った。記憶のないところの犯罪は、一切、謝罪が必要ないと言われていた」
Q.違和感は?
「もちろん、感じておりました」
Q.家族とはどのように?
「母と姉も私が謝罪したいという話もしていたが、かないませんでした」
Q.一審の弁護士に「反省を言いたい」などと申し立てたことはある?
「確か、2~3回、申し出たことはあります」
Q、今現在、遺族への気持ちは?
「大切な命を奪ってしまいました。大きな傷をつけてしまった奥さん、お父さんを亡くしたお子さん、ご親族の方に心から申し訳ないことをした。謝罪をしたい気持ちでいっぱいです。申し訳ありません」
Q.(犯行時の)記憶はない?
「そのとおりです」
Q.本当に記憶ないのに、真摯に謝罪の気持ちがある?
「大切な人様の命を奪ってしまったと思ってる。心から申し訳ないと思っている。心から罪を償っていきたい」